くぅー

大誘拐 〜クォン・スンブン女史拉致事件〜のくぅーのレビュー・感想・評価

3.7
はい、どーも、あの岡本喜八監督による『大誘拐 RAINBOW KIDS』( 1991)の、韓国版リメイクでありまして・・・オリジナルが実に面白いがゆえ、こちらもきっちり楽しめる仕上がりにはなってましたね。


そう、ストーリー展開は素材的の良さを生かし、あえていじることはせずに、ほぼ忠実に・・・違いはと言えば、韓国版はドタバタ喜劇に徹して、潔く笑いを取りに行ってます。

よって、誘拐の緊迫感は薄れてるので、好き嫌いは別れるかもですが・・・鉄板の痛快誘拐劇として楽しむと、お後がよろしいようで(笑)

そして、キャスティングも見所で、韓流個性派を集結させ・・・拉致される女史役には、母親役がハマり過ぎるナ・ムニが存分にコメディエンヌしてます。
誘拐犯にはカン・ソンジンとユ・ヘジンの、お馴染みの脇役ベテランを配し・・・警察側にもパク・サンミョンらに、身内側にもビッグなパク・チョンミョン嬢にイ・テヨンらと、ニヤリだらけの面々で飽きさせません。

そんな訳で、オリジナルの良さを再確認にしたくなる余韻にもなりましたとさ。
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