Maoryu002

ブロードウェイの子守唄のMaoryu002のレビュー・感想・評価

ブロードウェイの子守唄(1951年製作の映画)
3.5
メリンダ(ドリス・デイ)は母親に会いに欧州からニューヨークに戻るが、おちぶれた元スターの母親は雲隠れする。やがてメリンダはトム(ジーン・ネルソン)とブロードウェイに立つことになるが、支援者とのあらぬ噂に傷つきニューヨークを去ろうとする。

ドリス・デイらしい底抜けな明るさも、ドタバタ感たっぷりの笑いもなく、ちょっと中途半端なストーリーだけど、その分、じっくりと彼女の歌と踊りを楽しむ作品。

過度な色気は感じさせず、明るく楽しい優等生ドリス・デイの歌は唯一無二。加えてダンスもかなり楽しめた。お相手もまた正統派のジーン・ネルソンで、2人の組み合わせは申し分ない。
特にガラス扉を使ったパフォーマンスは秀逸で、そこだけ繰り返し観たくなる。

タイトル・チューンの “Lullaby of Broadway” よりも、リハーサルや船上ショーやパーティーの方が盛り上がってたかな。
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