トルーマンバロウズ

タイカスのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

タイカス(1998年製作の映画)
2.8
新聞記者のジェイクは相棒とともに核兵器が隠されているという軍の秘密施設に潜入した。
しかしそこで武装した兵士に相棒が捕まってしまった。
それから数年後、死んだと思われていた相棒から突然ジェイクに電話がかかってきて・・・・。

名優 デニス・ホッパー主演の巨大彗星が月へ衝突することにより引き起こされる地球の終末を描いたB級SFパニック大作。
内容的には失敗版アルマゲドンといった感じのストーリーで巨大彗星が月へ衝突することによって引き起こされる地球上でのパニックを描けており設定自体は悪くなかった。
また彗星の影響によって地震、火山噴火、洪水、雪崩、隕石など様々な災害が発生する展開は特撮やCGはチャチいがディザスター映画好きにはたまらないものがあった。
ただ災害シーンに関してはいろいろな要素をいっぺんに描こうとして結局全て中途半端になってしまった印象がすごく強かったのは残念だった。
また地球の終末を描いているわりにどこかミクロな視点で物語が進行していったのは少し物足りない感じもあった。
全体的にB級マニアでもない限りはそこまでオススメできない微妙な作品であった。
それにしてもイントレピッドといい、この監督の作品は全体的にいろんな要素に手を出しすぎて中途半端な印象になってしまっているのがすごくもったいないなぁ・・・。