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雲の上のmiのレビュー・感想・評価

雲の上(2003年製作の映画)
4.2
まさか見れる機会があるとは思ってなかった。
鷹野毅というダメ男のアイコニックさが際立っていたのがファンからすると嬉しい限り。
イメクラ嬢のくだりからテンポが緩くなったのが少し残念だが、初期衝動に支えられたジャンクな味付けがたまらない。
あのヤクザの面々はやはり本物だろうか。
空族の徹底したイデオロギーやコンセプトがブレてないことを逆算的に知れて嬉しかった。
寺とヤクザとシャブという俗物に塗れた(?)掛け算は空族にしか作れない熱さを感じたし、ATGやスピリチュアルムービーズの様な展開をしながらも、ペンペンおじさんの登場や、彼らの生活感のある会話が際立ってオンリーワンの存在感を匂わせてくる。
エンドロール、重機で取り壊されてるのを見て鳥肌立って唖然とした。
どこまでフィクションで、どこまでノンフィクションなんだ。とんでもねえ。
「典座」チケット買ってたのにも関わらず寝過ごしたので、必ず見ます、ごめんなさい。



2019劇場鑑賞151本目
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