イペー

サニー 永遠の仲間たちのイペーのレビュー・感想・評価

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
3.8
青春を取り戻せ!なんなら暴力に訴えて!韓国発、笑って泣ける青春映画。

余命わずかな友人、かつての仲間たちとの再会、過去と現在のギャップ。
どうでしょう。この映画の材料はこんな感じです。ベタですね。
青春映画として、手垢の付いた道具立てを使っても、良い作品は作れるんです。
料理する側の腕前と、心意気を感じました。

女子校のチョイ悪仲良しグループと、そこに新しく仲間入りした転校生。
彼女たちの姿を、過去と現在を行きつ戻りつしながら描いています。

主人公ナミの回想が過去へのスイッチなんですが、見せ方が巧い!観る側のテンションを下げない、心憎い演出。

敵対するグループとの対決シーンでは、背景に学生デモと警官隊の衝突を置き、やがて全員入り乱れての一大スペクタクル!
後世に語り継ぐべき面白シーンでした。

ナミはもちろん、個性豊かなチームのメンバー達。
彼女たちの演技が愛らしくもパワフルで、教室でのダンスシーンには感情揺さぶられまくり。

脚本が良いので、クサくなってしまうギリギリの所で踏み止まってくれます。
韓国映画ファンだけでなく、青春映画が好きな方なら間違いなく楽しめると思います。

高校時代か…。久々にアイツらに連絡取ってみようかな…。
まあ、誰一人連絡先知らないけどね!
イペー

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