おじじ

サニー 永遠の仲間たちのおじじのネタバレレビュー・内容・結末

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

あらすじだけ見ると割とありがちな設定の御涙頂戴映画に見える。でもそれだけで視聴をやめるのはあまりにももったいない素晴らしい出来の映画。
余命というわかりやすく使いやすい設定があるのにそれに全然頼らないストーリー。むしろ病気のことを笑い飛ばすくらいの勢い。
高校時代の絶妙な古臭さ、ダサさがリアル。それを大人になってもう一回やるダサさも加わってもうすごいダサい。でも本人たちも自覚してるであろうちょっと恥ずかしいことを、仲間と思いっきりできる幸せが詰まっている。
彼女たちの良いところも悪いところも見せられて、最後には全員のことが大好きになっている。そこからの最後のダンスシーンはとても感動的。弁護士さんの立場変わってほしい。
映画の至る所に伏線のようなものが張り巡らされていて、回収されるところに気がつければよりストーリーの深みが増してくる。見逃しも多そうなので、自分が思っているより深い映画なんだと思う。
高校時代の描写がしっかりしている一方で、現代の話は割とサクサク進む。久しぶりに再開した彼女たちの強い絆を感じられて、サニーはいつまでも変わらないんだと思わされる。
エンドロールが最高。最後の最後でもう一回泣かせに来る。
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