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『ツールボックス・マーダー』に投稿された感想・評価

(死体の山を見て)「なんじゃあこりゃぁあ!!!」

おい吹き替えw土壇場の場面でボケるな!w




改装中のオンボロアパート「ラスマンアパート」に越してきた新米研修医のスティーブと教師のネルの若い夫婦。
しかし、水回りは壊れてるわ、余りにも不気味な住民が多いわ、壁が薄すぎて近隣住民の叫び声が聞こえるわ、壁の穴から歯の詰まった入れ物が出てくるわでネルはウンザリするのだった。

その後、気の合う住民のジュリアと出会いどうにかやっていこうと考えていたネルだったが、ジュリアの姿が忽然と消える。
ジュリアの姿を探すネルは探索の末に、アパートの秘密やアパートを建てた男ラスマンがハマっていた怪しげな黒魔術について知るのだった。

探索の末、アパート内の隠し部屋を見つけるネル。
だがそこには、行方不明になっていた住民の無残な死体と、工具を獲物に人々を襲う殺人鬼ラスマンの姿があった!!!




怪しげなアパートに越してきた若い夫婦が、アパートの謎迫る中で謎の殺人鬼に襲われる、オカルトミステリー要素の混ざったスラッシャー・ホラー。
監督は「悪魔のいけにえ」や「マングラー」等でお馴染みのトビー・フーパーさん。

今作は1978年に制作された同名映画のリメイクらしい、が観たことないのでよう分からん。w
だが、あちこちで見かけるスクリーンショットがスプラッター度数高そうだったので鑑賞。


今作はてっきりアパートに住むアフォなおバカ住民を切り刻む様な映画かと思っていたが、実際にはオカルト・ミステリーの要素が強い。
主人公が知り合ったご近所の失踪をきっかけに、アパートに隠された真実に迫ってゆくというもの。
で、以外にもそこら辺のドラマが面白く、中々見入った。
怪しげで個性的な住民、館内で密かに起こる謎の殺人鬼の殺戮劇、そしてヒロインがアパート内の秘密に迫ってゆく展開は意外にも面白い。
お話が説明不足だったり、突っ込み所も多かったりするが、静かなミステリー部分も案外退屈せずに見れる。

クライマックスは殺人鬼の大暴れ&殺人鬼から逃げるお馴染みのパートになる。
殺人鬼の住居は「悪魔のいけにえ」の監督が手掛けてるだけあって実に不気味。
殺人鬼のキャラ設定も面白いし、あちこちでグロシーンも顔を覗かせるので最後まで飽きずに楽しめる。


そんなこんなで流石ベテラン監督だけあって最後まで楽しめる作品にはなっているのだが、スラッシャー物としてやや難のある出来。
殺人鬼の設定は面白いのだが、前半は余り大暴れしてくれないので、スラッシャーの大暴れを期待すると割とガックリするかも。

肝心の残酷描写は電ノコ顔面スライスや酸で顔面デロデロ、釘での串刺し貼りつけや真っ二つにされた死体などのゴアシーンはちゃんと揃っている。
が、ハンマーや電気ドリルやペンチによる殺害描写を直接的に見せてくれないのは残念だった。
(メイキングを見るに、ペンチの殺害シーンは特殊メイクをちゃんと使っているっぽいが…。)
総合的には良い点も悪い点も半々なので、総合的なグロ度数は「デスバーガー」や「クライモリ(無印)」レベルの初心者向けかな。
(でも少なくともこないだ観たビミョーなスラッシャー物よりはスプラッター方面を満たしてはくれる。w)

お話も後半になるとやや粗が見えてくる。
何故か唐突に「殺人鬼は生も死もないから死なへん!」とヒロインが叫んだり、殺人鬼から逃がそうと犠牲になった爺ちゃんに涙してる最中に捕まったり。
殺人鬼の末路も腑に落ちないし、完全に「ハロウィン」のパクリだし。w
(「いけにえ」の監督が「ハロウィン」をパクっていいのか?w)



正直話の荒もあるし、スラッシャーのグログロ大虐殺を期待したら大火傷は必至だと思う。
とは言え話は面白いし、光る要素もあちこちにあるので、ミステリー要素込みのスラッシャー物としては十分に楽しめた。

期待しすぎると高確率で失望するかもしれないが、スラッシャーホラーとしてはまずまずの出来だと思われ。


余談だが、本作にはメイキングが収録されてるのだが、撮影現場がほのぼのとした雰囲気で和みました。w
(殺人鬼役の人も気さくに会話してたw)
horahuki

horahukiの感想・評価

3.5
4月12日公開『ハロウィン』に向けて♫

デニスドネリー監督の70年代を代表する異色スラッシャーホラー『The Toolbox Murders』を『悪魔のいけにえ』のトビーフーパー監督がリメイク!

…とはいえアパートで工具を持った覆面殺人鬼が住民の女性を次々に殺していくという基本的なプロット以外はオリジナルとは全く違った作品となっていました…笑

設定を少しずつ積み上げることで、こいつがヒロインかな?と観客に思わせた後に呆気なく彼女を殺害するとこから始まるのは間違いなくオリジナルらしさなんだけど、そこからどんどんとアルジェントの『インフェルノ』やクレイヴンの『壁の中に誰かがいる』要素を帯びていき、カーペンターの『ハロウィン』までも取り込んでいくというごった煮感のある異色スラッシャーでした。

『ハロウィン』新作がオリジナルと本作のどちらを参考にしたのかはわかりませんが、もし本作を参考にしたのなら、オリジナル『ハロウィン』→本作→新作『ハロウィン』の流れで影響を与えたという面白い関係性が見えてきますね。

人の心を表す鏡でもある建物の深部へと進む道のりは自身の心の奥底へと深く入っていくことでもあり、その最深部に根ざす毒親の呪縛と対峙する作品だった『インフェルノ』(私の解釈では…笑)に対して、同様の展開を見せる本作もやはり心の奥に引っかかってる「しこり」や不安と対峙する作品を目指したのだろう痕跡は見られるのですが、少し雑だったような気がします。

本作の場合、それはやはり夢追い人を挫折へと誘うハリウッドという場所に巣食う「魔」であり、他方で彼女が未だに引きずっている父親の存在でもあるのだろうと思います。棺の中に横たわる亡き父親と、無数の死体の中から這い出てくる殺人鬼さんを同視しようとする意図は想像できるし、「死」から生まれた殺人鬼さんは、夢追い人にとっての「死」である挫折や無念の集合体のことなのだろうと思います。だからこそ「魔」の最深部には大量の死体があったのでしょうね。

『ハロウィン』を意識したであろう、画面の端にひっそりと浮かび上がる殺人鬼さんの映し方は良いものが多かったし、オカルト要素のある本作が『ハロウィン』のあのシーンを引用(というより完コピ笑)することにも必然性があったと思います。
使用上の注意?
そんなの無視してドリルで脳天貫通DEATH!


電動ドリルやネイルガン、ハンマーに丸ノコなどの工具を凶器に、古びたアパートを血に染める謎のマスク殺人鬼が暗躍するスラッシャー+オカルトのゴアホラー。

監督は「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー。
冒頭、殺害される女性役でロブ・ゾンビの嫁さんであるシェリ・ムーン・ゾンビが出演、チョイ役ながら美貌と存在感を放っております。


スティーブとネルの若夫婦が越してきたのは何やら曰く付きの「ラスマンアパート」。
かつて、オーナーのラスマンが失踪をとげており、現在はそこら中を修理しなければならないほど劣化の激しい建物でした。
安い借り賃に惹かれたネル達が、想像以上の安普請に辟易とし始めた頃、マスクに黒いコート姿の殺人鬼が住人を密かに惨殺し始めていたのです。
友人になった住人の行方がわからなくなったことをキッカケに、ネルは黒魔術が関係するアパートの黒歴史に切りこんでゆくのでしたが・・・


暗い影をおとす古アパートという舞台設定が雰囲気あって良いですね。
総じて不安を煽るような絵作りがなされています。
途中まで正体不明の殺人鬼はその目的もまったくもって分からず、作品全体を包み込む不条理な感覚はトビー・フーパーの面目躍如といったところでしょうか。

ただし、どこかチグハグな印象も受けるのは、殺人鬼がこだわる「工具を使った殺人」が、オカルティックな部分とは水と油のように融け合わないからではないかと。
たしかに工具は凶器としては優秀ですが、他作品と差別化するほかの理由が見当たりません。
劇中でも、工具を使う理由に特に言及がないんですよね。
ひとつ、無理やりにこじつければ怪しい人物を殺人鬼にミスリードさせるため、という作劇上の理由があるのでしょうが、これがまたバレバレなのでミスリードされようが無い(汗)
あとはもう、殺人鬼の趣味嗜好だと思うしかないのかもしれません(苦笑)

想像するに、本作はオカルトなテイストのホラーとして書かれた脚本がまずありきで、そこに78年製作のスラッシャーホラーの古典である「ツールボックス・マーダー」の「工具を使うマスクの殺人鬼」という要素を付け足したのではないでしょうか?
一応、78年度版「ツールボックス・マーダー」のリメイク作品という事になってはいますが内容的にはかなり違ったものになっているらしいので、(よくある話ですけれど)所謂ニコイチ映画として陽の目をみたのではないかと勝手に想像してみました。
まったくの的外れでしたら御免なさい(汗)


アパートに隠された謎については、個人的には意外な展開で楽しめました。
突拍子も無いというわけでもありませんが、現実的な世界観から激しく逸脱することなく、ダリオ・アルジェント風味?に異世界を描けているのは悪くありません。


しかしながら、観ていると疑問が次から次へとわいてくるのも事実。
「腐臭がするだろうに誰も気がつかない」
「相当数の住人が行方知れずになっているのに事件になっていない」
少なくとも、この二点は誰でも引っかかりをおぼえると思います。
何十年もの間、殺戮が繰り返されているのにネルが疑うまで誰も気にしなかったなんてどう考えてもおかしい。
もっと噂話が大きくなっていても不思議ではないし、他にもおかしな点はたくさんあるので、つまりはいい加減な設定がまかり通っている映画という事になるのです。
ネルが秘密に気付く一連の流れなども大雑把なので、いまいちよく分からないし興奮もおぼえません。
緊迫感があるようで、どこかフワフワと地に足がついていない感覚。
それは、細やかな思慮を欠いた粗い脚本や演出がそもそもの原因なのでしょう。

まぁ、百歩ゆずってオカルティックな部分には目を瞑るとしても、スラッシャーホラーの目玉となるゴア描写がおとなしめなのはいかんともし難いと言うか何と言うか・・・。
脳天貫きドリルやハンマー滅多打ち、それからデカいペンチで背骨切断・・・
といった折角の狂ったゴア描写を直接見せてくれないのはストレスたまります。
耐性が無い方には丁度良いとしても、もう少し見せ方に工夫が欲しいのは変わりません。
丸ノコで頭チョンパ!と硫酸で顔面ドロドロだけは比較的じっくりと鑑賞できましたが、問答無用でグロかったのはそこぐらいですかね。

淡白な殺害シーンとは裏腹に、死体のプロップにはやたらと凝っている印象をうけました。
腐り具合や、真っ二つに引き裂かれた姿は素晴らしい出来栄え。
でも、その引き裂かれるところこそ、多くのホラーファンが見たいと望んでいる場面なのに実に勿体ない。
死体のクオリティにこだわるのも良いですけれど、やはり花形である殺害シーンにもっとこだわって欲しかったな、というのが本音です。

ついでにぶっちゃけ書くと、巨大電動ノコギリが「悪魔のいけにえ」のチェーンソーなみに活躍してくれていたら評価があがったと思うのですがね。
先述した真っ二つの死体はこのノコギリの仕業だと思うのですが、真っ二つにされた場面を先に見せておかないと、ラストの主人公の大ピンチが大して盛り上がりません。
「主人公もあんなんなっちゃうのか〜?!」
というドキドキハラハラが肝心なのにねぇ・・・。


かなり文句を並び立ててしまったような気がしますが、ホラー映画界のスーパースターが監督しているわけなので単なる駄作と切って落とすには忍びない作品でもあります。
雰囲気で魅せる、昔のゴシックホラーを観るような感覚が望ましいのかもしれない、そんな一作。
主役はヒロインでも殺人鬼でもなく、「アパート」です。


セルDVDにて
※因みに、ジャケットのキャッチコピーは、ほぼほぼ詐欺です(汗)

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