そもそもの殺人計画が杜撰すぎてその後の展開がもはやコントみたいだったが、三か月身を隠して名乗り出たら逆に愛人殺害の容疑で告発される展開も狂ってるし、何より夫殺害を目論んだ嫁氏の脳内が狂い過ぎてて猛烈に胸糞…からの激胸熱の逆転裁判でうぉー！！！ってなった。ただ後半がどう考えても無駄に尺伸ばしてる感が酷い、せめて100分に収めて欲しかった…。奇しくもこちらもアイデンティティの喪失から新たな場所で穏やかな生活を手に入れたものの元いた場所に戻ろうとするお話、地元の消防団にまで入ってしまう馴染みっぷり。何気ない一コマだけど火事だ〜！ってなって寝巻きにシェービングクリーム面のおっさんが消防車に飛び乗るとこ、この街の風情が溢れてて良かった。

'20 8/21 ジャケ写掲載ありがとうございました。

アーサー・ルービン監督による、
【フィルム・ノワール】。

妻の愛人に殺されかけた男の話。

冒頭からのウォルター（ブライアン・ドンレヴィ）の　
アイリーン（ヘレン・ウォーカー）への愛妻っぷりや、
妻の何か企んで嘘をついている、という明確な描写と、
そこから間も無く企みが露わになる展開までは、抜かり
無い脚本、が、しかし、、そこから先は、、
↓
主人公が何を画策しているか心理が分からない上に
モーションも起こさない為に捜査は難航するし、警察に
とってはいい迷惑だ。
あの状況でフラフラ呑気に整備工のマーシャ（エラ・
レインズ）と会っているわで、、
間延び、キレが無く、ダラダラ冗長に感じてしまった。
↑
例えば、ウォルターが独自に動いて証拠を掴み、妻への
復讐をドーン‼︎と華麗に、という展開なら面白いのだが
、、。


クライマックスの公判も誰がキーマンか、何が決め手
かも事前に手の内を見せてしまう為、ラストのスカッと
【逆転勝利‼︎】のお楽しみが無い。
要するに見せ過ぎ。
↑
プロットは悪くないのだから、中盤〜後半の尺を20分
縮めてテンポを上げ、脚本練れば面白く出来た筈だと
思う。

ファムファタール妻を演じたヘレン（ジャケ写山椒魚）
は、悪女に相応しく無い美女で0.1加点。

邦題の意味を取り違えていた。

OPの原題＝インパクトの辞書での意味をラストに結ぶ。

• #198円DVD
• #エラ♡

ヘレンウォーカー恐いなあ😅。


妻と妻の愛人に狙われる夫が主人公。
冒頭のそれに至るまではその計画を知るこちら側はドキドキしながらそのシーンを迎える。


急展開に、意外性もあり面白かった！

後半人間ドラマへと転換する。
エラレインズが美しく撮られ、恋愛ドラマの要素も。


本作、そこそこの長尺作品であるので、ヘレンウォーカー演じる妻の描写にもっと奥行きがあってもよいかなあと感じた。
ただの悪妻に落とすならもう少し短いフィルムノワールにできたのでは？とか偉そうに感じてしまった。


チャールズコバーン演じる警部補。
ほんわかしていてキレもの😆。
推理物として伏線の貼り方や、その演出は楽しかった。
「上海特急」が記憶にあるアンナメイウォングのミステリアスな存在感も楽しい。


感想書いてて思った。
本作詰め込み過ぎで散漫さはあったかも。
ラストに至り、まとまりはあったので、満足感は得られた😁。