ピッコロ

ハドソン河のモスコーのピッコロのレビュー・感想・評価

ハドソン河のモスコー(1984年製作の映画)
4.0
自分のみじめさを愛している。

ロビン・ウィリアムズの映画で一番好きなのは?
と聞かれると人それぞれ答えが返ってくる。
自分は、この映画と言いたいけど、初めて観るので違う。
「フィッシャー・キング」かなぁ。

「グッド・ウィル・ハンティング」も悪くない。
「ガープの世界」、「ジュマンジ」だって・・・。

観てるだけで、全ての人を幸せな気分にすることができる役者さん。
裏表がないというか、あの笑顔を観ると心が優しくなる。
こんな役者さん、他にはいない。

暗い演技をする映画もあるけど、やっぱり笑顔あふれるハッピーな映画が一番似合っている。

本作は、ソ連から自由の国アメリカに亡命して、そこで生きていくお話。
自由とは何なのか?アメリカという国について。
コメディよりの作品だけど、心に残るセリフや印象的なシーンが多く、とても温かい映画でした。

右も左も分からない場所で、いつもの笑顔で仕事をしたり、自由に生きていく。場所が変われど、人の生き方は変わらず、大事なのは場所ではなく心なのかな。

そんな自由な国でも、良いところと悪いところがあったり。
自分の生まれた国が懐かしく、祖国とは違うところが嫌いになってくる。
自分は何も変わっていないのに、気になって仕方がない。

色んな国の人、色んな人種の人が集まって、ここで自由に暮らしていく。
たとえ、時代が変わってもそれだけは変わらない。

なぜなら、自由だけは、永遠に変わらないものだから。

wowow
ピッコロ

ピッコロ