髙橋佑弥

眠るパリの髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

眠るパリ(1923年製作の映画)
3.5
ある怪光線で時間が止まった街を、影響を逃れた6人が彷徨う…時間SF映画の最古作(?)。困惑→満喫→退屈→内乱…異常環境に対する人間の反応変遷描写の的確さは現代作品と比べても遜色なし。男5:女1の比率が怖いが、それすら物語に織込済で見事。ド根性時間静止演技に感動。

これが25歳の時のクレール初監督作…と考えると、普通にすごい。一晩で書き上げられた脚本は100回ほど手直しされ、約20日間かけて、騙し絵、トリック撮影、セットなどでなく実際に街のど真ん中で撮影されたらしい。

2020/05/08
髙橋佑弥

髙橋佑弥