本作あたりから映画という文化に物語性が帯びるようになるという映画史的に重要な一作とのこと。
建物とそこで"眠る"人々のシーンでは、ベルイマンの「野いちご」を、エッフェル塔を捉えたシーンではアントニオ…
戦前戦後のフランス映画界を支えたルネ・クレールの初監督作。
強力な光線によって時間が停止してしまったパリの街でのドタバタを描いたSFコメディの短編です。
次作「幕間」でも活かされるカット割の細かさは…
このレビューはネタバレを含みます
- 静と動
- 「映画が動きを記録するために創りだされたということ、〜」
- 一言で言うとエモい。
(最近エモいって言葉に対してポジティブな印象を抱くようになってる。こういうところが良いというピンポ…
名匠ルネ・クレールが戦前、様々なアイデアを駆使して実験的な映像製作を試みたサイレントの中編。同じアヴァンギャルドな短編『幕間』と一つDVDに収録されて鑑賞です。
『眠るパリ』はある科学者が発明した…
2020/8/28
ルネ・クレールの監督デビュー作。短編のサイレント映画ではあるものの、物語がしっかりと成立しているので、いま観ても充分に楽しめる。何よりも、時間が止まったパリの人たちの描写がとにか…
ルネ・クレール作品2本目。
ある日パリの街全体の時間が止まってしまうモノクロサイレントSF作品。
時が止まった瞬間に高い所にいた選ばれし(?)人々たちだけは動けるので、これまた止まった時間を自由に満…
ある怪光線で時間が止まった街を、影響を逃れた6人が彷徨う…時間SF映画の最古作(?)。困惑→満喫→退屈→内乱…異常環境に対する人間の反応変遷描写の的確さは現代作品と比べても遜色なし。男5:女1の比率…
>>続きを読む