エヴァ・メンデスが主演兼製作総指揮を務めたフェイクドキュメンタリー。
制作局長のケイティが『LIVE!』という番組で型 破りな"ロシアンルーレット"を放送するまでをド キュメンタリー監督がカメラに収めるという粗筋なのだが・・・うーん。
確かにテレビ業界の裏の部分や放送開始までの苦悩などドキュメンタリータッチの映像も相まってかなりリアル。 おまけに出場者の紹介映像なども流れるためホン モノのような錯覚を起こしかねない。 しかし、その出場者が見たことのある俳優だったり、そもそもエヴァ・メンデス主演ということ自体胡散臭かったりするわけだ。 その上、放送開始前のあの楽しい雰囲気はなんだ ろうか? 出場者の紹介映像だけじゃ彼らの決意は伝わらな いし、必死さも感じられない。
ケイティの欲深さも大概にしてほしい・・・ 視聴率のためにあんな番組を作るか?
感情移入できないし、なんだか全体的に薄っぺらい。
もっと良い作品にもなり得たはず。 唯一見所があるとすれば出場者がロシアンルーレ ットをしていくカット。 ここが最大の見せ場であり、緊張感が満ちる瞬間だ。