浅野公喜

サバイバル・ショット/恐怖からの脱出の浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.6
南米奥地の麻薬組織を追うテレビの取材班が何者かに襲われる「食人族」のルッジェロ・デオダート監督によるバイオレンスホラー。主演は「ゾンゲリア」や「愛と青春の旅だち」の故リサ・ブロント。

取材班のサバイバルだけでなく行方不明の息子を探しに取材班の後を追う上司の探索も描かれるのですが、結局組織のボスはカメラの前で部下に〇を〇られるのでどちらも直接戦うことはなく尻すぼみの印象も。ただ残酷描写は棒で足を刺す、吹き矢が首を貫通、内臓飛び出しに豪快な股裂きに首切断と冒頭からそこそこ冴えており腐乱死体が突然現れたり死体の肉を貪る鳥達も居たりと生々しい雰囲気は流石と言った所。

ジャケットにも大きく描かれてる「サランドラ」シリーズでお馴染みのマイケル・ベリーマンの神出鬼没な役柄も相変わらずユーモラスで楽しめるかも。「悪夢の惨劇」のリチャード・リンチや「家」のカレン・ブラック、「ER緊急救命室」のエリク・ラ・サルも出演。
浅野公喜

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