タイは世界大戦時、唯一列強国に侵略されなかったアジアの国とされている。
外交的あるいは地政学的に上手く立ち回ったからだと思うが、お陰で独自の文化や遺跡が今も息づいている。
何故リーファイがバンコクに行き着いたのかは分かったが、何故わざわざ尋ねてきた彼を叔父や近所の人々が彼に辛く当たるのかがよく理解出来なかった。
だってチャイナタウンでしょ?
バンコクは大きなチャイナタウンがあるが、赤くて派手な金行を扱う店が軒を連ねていた事を思い出す。
幼少の折、民族伝承で信じられてきた方法で生きながらえていたとするなら、それを非合法で実践していたに過ぎないという事だろうか?
お姫様ベッドで寝ているヒロイン記者以外は大体華人系なんだし、もっと優しくしてやればそこまで追い詰められる事もなかったんじゃないかという演出になっている。
やはり邦題はそのままシーファイの方が良さそうな、善悪の境界が曖昧に描かれたやるせない作品だった。
アジア史上最凶最悪ってDVDジャケットにコピーがあるが、これはJaro案件?
あるいは司法取引を反故にした警官の事?