傑作「幽霊と未亡人」とはまた違ったマンキウィッツ監督作品。
勉強熱心な黒人医師の担当した白人ギャング兄弟の片割れが死んだことを発端に事態が人種差別闘争から私的な復讐へ様々な形に変貌していく。
肌色の…
ついに屈折した思いをぶちまけるウィドマークが最高。
躊躇なくリンダ・ダーネルを殴るシーンもあるので大満足。
「明かりを消せば(白人か黒人か)わからないだろ」というセリフにおもねってか明かりを効果的…
煙草にラジオと、小道具を使いながら狭い空間で人間を動かすマンキーウィッツの手腕がいい。壁が薄いとか聾唖者とか、前フリを終盤に回収するのも見事。そーいうのが全部、アクションに連動する。主人公の弟からエ…
>>続きを読む怪我を負った犯罪者兄弟が病院に運ばれ、黒人医師が処置に当たるが、深手を負った弟は死亡する。もともと黒人差別思想の兄は医師への復讐を計画、周囲を巻き込んだ黒人、白人の暴動へと発展していく…。
シドニ…
途中、奥さんが眠るポワチエを抱きしめながらの独白が、刺さる。芝居の力量が凄いな、みんな。ウィドマークはアホで一番割り食ったかも。ヒロインの差別意識が状況次第な感じがリアル。2019.8.16シネマヴ…
>>続きを読む基本的に好きな作家ではないし関心がそうないので全体を俯瞰できないけれど、初期にあったどこか甘くヒューマン・お噺的なテイストが、巨匠と呼ばれるルートに載ってくると、現実の力学をくもりなく冷徹に…
>>続きを読む面白かった。タバコのやりとりでキャラクターを動かすところとか、小道具の使い方が上手い。50年の映画で人種を描くとこんな按配なのか。シドニー・ポワチエがデンゼル・ワシントンに与えた影響は本当に大きかっ…
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