とぽとぽ

ミュージック・オブ・チャンスのとぽとぽのレビュー・感想・評価

3.5
ジェームズ・スペイダーがいい感じに軽薄で最高の演技をしている。疑似兄弟、というよりは親子の物語?これもまたポール・オースターらしいし、映画オリジナルの終わりかたが秀逸。原作ありき??
『ハスラー』とか『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』的になるのかと思ったら、まさかの脱獄モノでした、という驚き。そして、よく柴田さんが翻訳された米小説を読む者としては、ご本人を拝見できたのは嬉しかったです。そして、本作の深さへの気付きに至るお話も頂戴できた。いい映画だけど深すぎて小難しいことは間違いないし、まるで人生の縮図みたい。
※ある点では音楽映画ですが、タイトルから受けたまんまほどの音楽映画ではありません。
勝手に関連作『ハードエイト』『ラウンダーズ』『スルース』
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