「俺たちは、戦争をのろいながら戦争に魅入られていく」
胸糞の悪さは、これまで見たガンダムにはない。それを込みで製作者サイドの「抑止力」ってことでしょうか？
馬鹿でかいプロペラントタンクに、避弾経始の為に十字マークすら廃したシールド。
「正しい武器の使い方」なるものは、それで良いであろうし、使いたくもない。
但し、使わざるをえない状況で使わなければ命運滅すること必定である。
ピカピカした補給艦の連邦も、油にまみれたジオンのムサイも、
一度始めた戦争に、入り混じった個々の思惑と、同胞感にもみくちゃにされながら、血反吐を吐きながら死んでいくわけだ。
そりゃ戦闘時のアドレナリン「増やす」為にジャズやら、ポップやら果ては反戦歌まで引っ張り出してこなきゃ使いものにならないわな。
「こんな戦争誰が始めたんだ！」と叫ぶやつがいて当たり前。
テメエの親父の為に残った一本の腕切り落としやがった狂った医者。
そいつに貰った髪留め義肢に巻いてる時点で狂ってる。
戦争が現実だったためしはない、いつだって戦争は非現実なものだ。って台詞を思い出す。
俺たちは？ただ戦争ポルノに酔いしれて、冷房の効いた部屋でイカンイカン言ってるだけなのかね？
