おばけシューター

八仙飯店之人肉饅頭のおばけシューターのレビュー・感想・評価

八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)
3.7
フォロワーサン🐨にオススメ頂き鑑賞!
面白かった!すごかった!!

中国映画はジャンル問わず素朴で生臭いところがあり、また魅力でもあるがそれらが存分に発揮された作品。

あっ、これマカオか。
マカオ映画はジャンル問わず素朴で生臭いところがあり(省略)

これから何が起きるか、タイトルから想像せざるを得ず【🧓🪓🩸🥩🥠】、最初にミンチにされフワフワのパンで包(パオ)されるのはどいつだ!?と序盤から目が離せず。
そして饅頭にされそうな人が順番に饅頭にされてました。だよね〜〜

序盤、解体シーンは料理人だけあってテキパキと作業が進んでいくのは見ていて気持ちがいいっすね。ニクマントウはちゃんと美味しそうに見えて、食べたくなりました。

そして中盤から、雰囲気が、ベクトルが、ジワジワとおかしくなっていく!
殺人犯になら何してもいいんか?というような陰惨なリンチ・取調べが続くが、それでも生温かったとばかりに恐ろしい展開が…(終始挿入される警官たちの茶番との温度差は一体…)これは本当にヒいた!というか心配になりました。日本で上映禁止になったのも全く仕方のないことですね。

何というか、93年制作でもつくるのは倫理的にギリギリだったでしょう。シリーズは4作目まで続きますが、終盤の子役巻き込んだ陰惨な画は、これから絶対生まれないという意味でも大義でしょうか。
恐ろしいことに八仙飯店一家殺害事件というまんまな名称の事件が元ネタで、内容もわりと実際に起こったことみたいです。最年少被害者は7歳…

ところどころねじ込まれる茶番に字幕がなかったり、背景にパチモンのドラえもんのぬいぐるみが映ってたり(笑)は、最早大した問題でないです。
これが中華産スプラッタホラー。文句がある奴は饅頭よ(あっ、マカオ産か)