このレビューはネタバレを含みます
サスペンス、ミステリ、アクションを含むコメディ映画だったけど、結構ブラックだし下ネタも多いのに楽しめたのは予想外だった。事件やトラブルへの対応がことごとく雑なのがいちいち面白いし、何よりハリー、ペリー、ハーモニーの三人のキャラクターが魅力的で最高。特にロバート・ダウニー・Jr.は有能かつ傲慢なキャラクターを演じているイメージが強かったので、ボンクラなんだけど純情なハリーが新鮮で楽しい。ハリーとハーモニーのやり取りには何度もニヤニヤしてしまった。
とはいえ気になるところも結構あって、まず冒頭で躓きかけた。ハリーの語りの演出が鬱陶しすぎるんじゃー。あと展開が結構分かりにくいんよねこの映画。ややこしい話を分かりにくくしているよーな(『ナイスガイズ!』はその点が改善されていたのだと、今になって知った)。
それでもこの映画が好きだな私は。クリスマス映画でもあったので、クリスマス直前に見たのもタイミングが良かった。タイトルもいいよね『キスキス, バンバン』てのが。