善人とも悪人とも呼べるアウトローな英雄ジェシー・ジェームズ。
そんな彼を慕って仲間に加わった青年ロバート・フォード。
憧れにも近い行動を見せるフォードだが、次第に別の感情が沸き起こっていく。
ほとんど伝説と化しているジェシー・ジェームズだが焦点が当たるのはそこではなく、彼を暗殺するまでに至ったロバート・フォードの視点で描かれる。
少し冗長すぎる長さではあるが、いかにして憧れの対象から暗殺へと傾いたのか。
演じるケイシー・アフレックの青臭いともいえる仕草は克明に感情を分からせる。
事が終わった後の心に穴が開いたような感情。
後悔はやはり憧れであったのだ。