FRANCIS

チャーリーとチョコレート工場のFRANCISのレビュー・感想・評価

3.5
ティム・バートンの作家性溢れる、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』に続いてのリメイク作品。

子供向けでも毒々しさ溢れる作風は変わらないのは、後年の『アリス・イン・ワンダーランド』を始めとする作品群にも顕著な特徴。異形の者への愛情や引き継がれるテーマ性が色濃く現れている。

また、原作やオリジナルの『夢のチョコレート工場』では子供たちに主眼が当たっていたのが、本作ではジョニー・デップが演じたこともありウォンカに置き換えられている。クリストファー・リー演じる頑強な父との和解など心温まる描写も印象的だが、本来のチャーリー周辺が疎かになっている印象も...

ティモシー・シャラメ演じる若ウォンカの『チャーリーとチョコレート工場』前日譚は、一見本作と関連するように見せながらもそのスタイルは原作に忠実なジーン・ワイルダーのオリジナル元により近しい。
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