カズミ

チャーリーとチョコレート工場のカズミのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃、何故か異様にハマって繰り返し観た記憶がある。ファンタジックなお菓子工場の描写や前後に挿入される温かみのある童話ならではの家族のシーンが大好きだったのだが、同時にカラフルなグロテスクさが苦手なのだ、と気付かされた映画でもあった。

原作が児童文学ということもあり、もはやブラックジョークの側面すらあるほどの皮肉に満ちた子供への教訓がふんだんに練り込まれているが、大人になってまた見ると、高慢で膨れ上がるヴァイオレットやべルーカのナッツは、nuts(馬鹿)とかけてるのだろうか、など新しい見方もできて楽しかった。
白髪(hair)を見て後継者(heir)を探すくだりは、あまりにダジャレすぎて笑ったが。
しかし、今更ながらウィリー・ウォンカがジョニー・デップなのがどうしても信じられない。

ガラスのエレベーターとチョコの川下りを見るたびに、USJ辺りでアトラクションを作ってくれはしないか、と切望してしまう。
一時期は原作に手を出すほどハマっていたのに、まだはじまりの物語は鑑賞していないので、そちらもとても気になります。
カズミ

カズミ