キング・ヴィダー監督の『テキサス決死隊』（1936年）の続編ということらしいのだが、内容的なつながりはなく作風も全く違う別物。『テキサス決死隊』はしっかりとドラマを作ってみせるタイプの映画だったが、こちらはかなり単純明快な娯楽作品という感じ。
テキサスの一大牧場で起こった牛泥棒事件を解決するためにテキサスレンジャーが潜入捜査を行うというのが大まかなあらすじで、特にひねりも何もないのだが、必要な要素は短くまとまっているしキャラクター達に可愛げがあってなんとなく嫌いにはなれないところがある。
劇伴でギャグやアクションを過剰に説明するところはサイレント映画的でやや古風な演出に思えるがこの映画はそれくらいでいいのかもと思わせる。
