Jeffrey

鷹のJeffreyのレビュー・感想・評価

(1983年製作の映画)
2.8
「鷹」

冒頭、雨降る街の一角のバー。昔話、出所、ダイヤの行方、8年前の宝石商殺人事件、ある組織、ミステリアスな女、警察、カークション。今、組織との壮大な戦いが始まる…本作はA・ドロンが製作・監督・脚本・主演を務めたアクション・バイオレンス映画で、このたびBDが発売され初鑑賞したが面白い。現代に蘇るフィルム・ノワールの鎮魂歌、アウトローの姿を鮮烈に描いたドロンらしい時代遅れの哀切を込めた作風でよかった。やっぱ渋いおっさんよね。いわゆる彼が手がける60年代暗黒街映画を彷彿とさせる作品で、8年前の宝石商殺しの真相とダイヤの行方を主軸に、新旧ギャングの対比と事件を追う警察との駆け引きやミステリアスな女性が登場するドラマで、美しい音楽とドロン流拳銃さばきが痺れる秀作だ。

さて、物語は8年前の宝石商殺人事件の鍵を握るジャック・ダルネが出所する。総額400万フランのダイヤの行方と真犯人を知るダルネは警察からもいくつかの組織からも追われている。かつての上司や昔の仲間も、彼に迫る組織の手にかけられ、大切なものを失うダルネ。財布の金も底をつき、今はカタギのルジェリに旅券を依頼する。ルジェリの愛人ドロレスと心通わすダルネは希望を取り戻し、彼女を今の境遇から救おうとするが組織は血眼に付けを狙う。ダイヤの行方は?裏切り者は?彼の反撃がいよいよ幕を切って落とされるのだった…と簡単に説明するとこんな感じで、冒頭にとあるバーで組織の連中にその主人が殺されるのから始まる。


そこから主人公のアランドロン扮するダルネが出資をして列車に乗り、男たちにボディーチェックされる場面に変わる。そして殺された場合の男に電話するも居場所が分からないと女性に言われ電話を切る。そして街を歩く彼を尾行する組織の仲間、着いた部屋はとある女性(この物語のキーパーソン)。そして殺されたと思った婆の主人ミニョは生きていて、ダルネと会う。だが、速攻で殺されてしまう。同時で購入したビックガンの方が面白かったかな。
Jeffrey

Jeffrey