トランペット🎺やフルート、ピッコロなどの管楽器からバイオリン🎻やヴィオラなどの弦楽器、ハーモニカなどの鍵盤楽器、そして、大合唱へと繋がる冒頭からもう好き。満面の笑みを浮かべてみんなが声を揃えて口ずさむ様子を見ているだけで、多幸感で胸がいっぱいになる。ジュディーガーランドが弾くハープの音色も美しく、それを伴奏に歌う彼女の歌声は本当に美しく聴き惚れ酔いしれる。彼女が身に纏っている白のブラウスにミント色のスカートの淡いガーリーなコーデも爽やかで似合っている。主人公の人物像が解る、序盤の、語り手＝主人公という設定は、結構好きだし、口が少し悪く自分の気持ちに素直になれなく少し抜けているというか鈍感というかそういう風にもみえるが、実際は、純朴で優しい心を持った好青年だという設定も好印象。ヴァンジョンソンが弾くピアノ🎹の音色に載せて歌唱するジュディガーランドの歌声・表現力・表情がこれまた最高だった。彼が時折り吹く口笛も見事だった。歪み合ってもいた、なんでもない関係であった2人が一緒に過ごす中で紡いでいく絆や狭まっていく距離、募る信頼感が爽やかでひたすら微笑ましかった。最後は急展開ながら、ハッピーエンドでよかった。
