風来坊

ドルフ・ラングレン ザ・リベンジャーの風来坊のレビュー・感想・評価

2.5
不動産会社のセールスマンの裏の顔は元KGBの殺し屋。ある殺しの仕事の関係で窮地に立った男は家族を守るため立ち上がる。

ドルフ・ラングレンが監督・主演なので彼自身の自己満足とファン限定の映画という印象。主人公は愛人を都合よく使うし、妻と子供は掘ったらかしで家族の肝心な事を忘れるし、殺し屋の仕事をホントに抜けたいのかもよく分からないしで肩入れ出来ない…。もっと硬派なラングレンを観たかったです。

愛人の安否より子供の無事でホッとする主人公にヘドが出ますね。愛人は大事じゃないのか?まあ愛人も主人公の言い付けを守らなかった訳ですが…。家族を巻き込んでおいてなかなか真実を話さないうえに何故に性行為…意味わからん(怒)主人公のブレブレのキャラクター設定と性格に興醒めです(´・ω・`)

アクションシーンは一応は駒が揃っていてまずまずの迫力で楽しめる。農場のシーンでは何故かコマ送りのアクションシーンで観づらいという謎演出が気になります…。「お別れだ」の台詞はカッコいい。
これはTV映画だったのか?エンドクレジットがTV映画っぽいし、続編があるようなスッキリしない終わりかた…。

アクション映画としては及第点とは思いますが、ドルフ・ラングレンありきですね。脚本に粗が目立ち彼のファンでないと充分には楽しめないと思います。
とはいえドルフ・ラングレン主演というだけで基礎点2点を付けてしまう私はそこそこ楽しめた映画でいした。
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