よつゆ

愛と死の天使のよつゆのレビュー・感想・評価

愛と死の天使(1983年製作の映画)
4.4
あんまり評価が芳しくない本作。
たしかに微妙な点も多くある気がするが、個人的にはかなり好き。
何と言ってもナスターシャ・キンスキーがめちゃくちゃ可愛い。

ナスターシャ・キンスキー演じる主人公が、色々と巻き込まれて大変なことになっちゃう…といった感じ。
やっぱりあの美貌は、普通の人間とは違う物語を生み出すだけの説得力がある。

あの教授のくだりはそこまで必要のなかったのではないかと思ってしまう。
天使云々の話や、主人公の趣味等の話は、主人公の人間性を示すのにうってつけであったり、その後の彼女を暗示するのに必要だったかもしれないが、そこまでの必要性はあったのか…?
だが、彼女が周りの環境に振り回され、そこから物語が二転三転する様子は最初から最後まで一貫しているといえる。

そして、テログループ云々の話になってくると、愈々主人公が面倒なことに巻き込まれてしまい、あれ、こんな話だっけとなっていく。

あの男は結構気持ち悪いし、なんであーなるか、と思ってしまうが、あんな教授と付き合ってたくらいだから仕方ないか。
まったく、この主人公の趣味は分からないな。

そしてそのあとは急にパリに行くことになる。
こういう経緯も正直急すぎるし、あまり説得力がない…。

物語について詳しく踏み込むと、かなり微妙な映画。
とはいえ画が綺麗で、さらにナスターシャ・キンスキーが美しく見える。
物語がもっと良ければ完璧の映画だったのに。

兎に角ナスターシャ・キンスキーがかわいい。
よつゆ

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