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魚が出てきた日のhrdのレビュー・感想・評価

魚が出てきた日(1967年製作の映画)
2.9
 内容は違えど、スペインで米軍の核兵器を搭載した飛行機が行方不明になるという実話をもとに制作された作品。

 軍は核兵器を探し出す、観光客は踊り狂う、研究者たちは彫刻の発掘・調査をする、金目の物と思い開けようとする夫婦という、それぞれは自分たちの目的・利益など自分中心に考えて行動しているからこそ起きた悲劇。大部分はコミカルでさらっと見れる感じに進んでいくが、終わりにかけて絶望と笑えない感じが強まり、不穏な感じで終わる。エンディングやクレジットもなく終わる。
 謎ダンスがヨルゴス・ランティモス作品に出てきそうな感じ。終盤にかかると、面白さが出てきた、それまでは普通。
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