製作が1982年ながら日本未公開でビデオスルーになったのは確かオウム･サリン事件が起きた1995年だと思う。
今や誰も使わない言葉｢サティアン｣が全国区になったのは言わずと知れたオウム･サリン事件からなので。
しかし名優ウド・キアさんの仕事の断らない主義は尊敬に値する。
ウド・キアを初めて認識したのは確かこの前年にレンタルビデオ屋で借りて見たラース・フォン・トリアー監督のテレビドラマ『キングダム』だったと思う。
｢『キングダム』は、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台に、独特な雰囲気の医師や患者が、病院内で起きる不気味な現象に翻弄されていく姿を描いたカルト・ホラー｣
(紹介記事より)
オープニングの｢キングダム！キングダム！｣て連呼するテーマソングが癖になる。
シーズン2で打切りになるも『ツイン・ピークス』と同じく二十数年の時を経てシーズン3を製作してるとか。
原作はスティーヴン･キングでトリアー監督の『キングダム』が気に入らなかったご様子でのちに自身の脚本で再ドラマ化している。
『シャイニング』もそうだったけどスティーヴン〝ホラーの帝王〟キング御大は作家として神のごとき才能を持ってるのだから映像作品には口出したり関わらない方がいいと思う。
90年代のこの頃は今はなき浦和市に住んでいて南浦和駅近くのレンタルビデオ屋にポスターが貼ってあり『地獄のサティアン』てあまりにあまりなインパクトの邦題に惹かれてレンタル。
内容はハッキリ言ってゴミであった。
フィルマークスには何故かトリアー監督のドラマ『キングダム』の項目はない(キング版の方はあるのに)⇒(と思ったらドラマでなく映画の方にあった)
トリアー監督による『キングダム』シーズン3が楽しみです。
