takanoひねもすのたり

GP506のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

GP506(2007年製作の映画)
3.2
ミステリー色が強め、閉鎖空間で発生するパンデミックホラー

軍事施設「GP(最前方境界警戒所)506」で兵士全員が殺害される事件が発生、そこには参謀総長の息子・ユ大尉が着任しており彼の捜索を命じられたノ捜査官が現地に調査に入る
程なく大尉は発見されたが、事件は終わっておず、施設内で謎のウィスルによる感染者が出始めていた

『内部は迷宮のようになっている』とタイムリミットの設定があまり活かされておらず面白そうな要素なだけに惜しい

冒頭の半裸血まみれで斤を手にニヤニヤ嗤う男の場面がハイライト

登場人物全員が軍人、誰が誰やら……"成りすまし"でまた混乱、どっちも顔が似てるし😅

ノ捜査官、その部下、眼鏡軍医、3人しか判別できんかった……他は服装髪型同じだしヘルメットだと余計に分からん……特に回想シーン

ウィルスそのものへの解答は用意されていない
それでもパンデミックには末端的対策で終息は打たれる
数手先読んでいたノ捜査官は有能だった……けども彼の英雄的行動は選択の余地の無さ故だっただけにやりきれなさが残る結末だった