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ヘルアイランドのjigsawのネタバレレビュー・内容・結末

ヘルアイランド(2009年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます


「ウルトラ怪獣UMA」

フィリピンの孤島に降り立ったサバイバルのプロ達クルー御一行。
ほぼ未踏の美しい自然を前に和気藹々と取材は進む。
アスワングが巣食う悪魔の島とも知らずに。

オープニングに意味深な部族の出産シーン。これが後に種明かしとなる。
結局得体の知れない何かに襲われ壊滅。
クルー達が訪れたのがこの島だった。

次第に妙な気配、腐乱したパーツ、夜の闇にひびく気味悪い雄叫び。
精神的に緊迫感を高めながら追い詰められていく。
随所にちらほらと姿を現し始めるアスワング。外見は原住民を模しているのか、原住民の変異か二足歩行の人間。
その顔は醜く、眼光鋭くギラギラと血に飢えた獣の様。おまけに口元には不自然に鋭く尖った牙が並び、まるでトラバサミの様。(クライマックスで露になるが、どうやら蝙蝠や悪魔をイメージさせる両翼を持ち、飛行可能)

1人また1人と餌食となり、クライマックスには女性3人。うち2人は「地下が苦手」という仲間の言葉を信じ、古びた地下へと身を投じる事を試みるも1人がミスり、転落→瀕死。
躊躇う1人はと言えば、不意討ちで鷲掴みにされ、空高く。
気付けばアスワングの巣窟に。向かい来る群れ。
何かを悟り、手にしたダイナマイトにて群れごと爆死。

さて、残る1人はと言えば、以前脱出に使おうと用意した(失敗に終わったが)ゴムボートを片手に、我先(我が身可愛さなのか、仲間全滅と思い込んでたのか不明)に大海原へ。悪夢の島を後にする。

気付けば、見知らぬ島に漂流。現地民が看護がてら親切に住居へと。
助かったという安堵の中、身を任せるも…というストーリー。

あるある孤島ホラー。前半のサバイバル撮影シーンにはダレるが、まあまあそれなりに悪くない構成。
だが、肝心のUMAがダサい。不気味さはいいとして、両翼で飛ぶのは…( ̄▽ ̄)
特撮映画に出てきそうな奴らでした。

わざわざ出向いてまでレンタルはオススメしません。無料で出会えたら暇潰しに。
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