残像

シャッター ラビリンスの残像のレビュー・感想・評価

シャッター ラビリンス(2009年製作の映画)
2.4
スパニッシュホラーらしい、キメキメの引き目の画面サイズ多めの構成。最近の「リアル」で「即物的」なフレンチホラーなんかと比べると、ちょっと観念的でもったいぶった感もなくはないけど、画面がカッコいいので個人的には好み。

思い起こすのは『エルゾンビ』シリーズとか『悪魔の墓場』あたり。どっちもかっこいい。

モチーフはいわゆる「チェンジリング(取り替え子)」。そのバリエーションという感じなのかな。

どんでん返しとかサスペンスとかいうより、基本的には一人称のお母さんの内なる放浪に付き合う、という映画。

一人称のカオスも楽しいんだけど、またもう一つの視点があっても面白いよなあ、なんて夢想したりした。
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