ゾンビ暴動事件の嫌疑を掛けられている脳外科医の青年が、死体の身体部位を綴り合わせた人造人間の創造に挑戦する。前作から物語が継続している、人気スプラッター第2弾。日本人アーティストのスクリーミング・マッド・ジョージが特殊造形を担当している。
前作に引き続き、主人公の外科医が奇人変人ぶりを発揮。彼はマッド気質の科学者なのだが、健全な人間を無闇に巻き込まないところがキーポイント。「健全な人間には無関心」という性格付けが、キャラクターの魅力を引き立たせている。
ドラマ面では「主人公に関与した恋人同士は、もれなく悲惨な結末を迎える」というモチーフが主軸となっている。一応のところ、ラスボス格の博士が復活するが、サイドストーリー的に織り込まれているに過ぎない。フランケンシュタイン要素も凡庸そのもの。
余談だが、日本国内のソフトには、旧版と新版の2種類が存在。旧版は「オリジナル全長の代わりに、画面比率がテレビサイズに変更済み」、新版は「画面比率がオリジナルの代わりに、残酷描写がカット済み」。完全版リリースまでの道のりは遠いようだ。
