麻薬カルテルの後継者を巡る内紛。そこにアフガニスタンのテロリスト、CIA、何者かから後継者を殺す依頼を受けた殺し屋の思惑が入り乱れる。
うーん、本筋が何なのかがどうもわからない映画だったなあ。単なるマフィアの抗争なのか、心に傷を負っている殺し屋の葛藤なのか、描きたいものが分からない。
加えて、テーマの割に何だか展開がのんびりしていて緊迫感に欠ける。
アンディ・ガルシアとレイ・リオッタの共演ということで、多少は期待していたんだけど、二人が顔を合わせるシーンも最後にちょこっとだけだったのも残念。
物語の中で、ボスが部下に「突然の訪問はやめろ、俺は病人なんだから」みたいなことを言っていた本当の意味が最後のどんでん返しでわかるのだが、結局、ボスが何をしたかったのかは全く理解できなかった。
あと、邦題のダサいサブタイトルは何なんだ? 『殺しの銃弾』って、そりゃあ銃弾は大体殺しに使うだろ。