4人の囚人が壁の中から見つけた黒魔術書を通して未曾有の恐怖に陥る様を描いた作品
【概要】
詐欺の罪で投獄されたベンチャー企業の社長カレル
カレルは読書家のラサールと
パクレット
女性になりたいと願うパクレットの兄貴分のマルキュス
の3人と同じ房に入れられる
そんなある日4人は壁のブロックの後ろから古い日記を見つける
そこには黒魔術の呪文が記されていた。
4人は読み進めていき
「今夜、私は壁を抜けて脱出する」と最後に記されているのを知り
脱獄の手段に使おうと黒魔術を実行していく
【感想】
黒魔術特有の予想のつかない未知なる恐怖に首を突っ込んでいく感じがなかなかよかった
幽霊でも悪魔でもなく
邪悪な者に黒魔術の対象として呪われたわけでもない
訳あって勘違いから黒魔術の恐怖に見舞われながら
どんどん深入りしてしまう構図が
恐怖より好奇心が勝り突き進んでいく感じで面白かった
ラストのオチ含め独創的でかつ今作にしかない空気があり面白かったです