ミナエロイネン

君よ憤怒の河を渉れのミナエロイネンのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
2.0
これは大衝撃大問題作。まず一番は、高倉健のテーマであるコミカルカオスミュージックが理解不能レベル。どんなに深刻な局面でもあのコミカルカオスミュージックが流れるとスーパー台無しになる。違和感を超えてミラクル面白かった。他にも新宿西口を馬が駆け回ったり、洞穴の中でベタに炎が燃え盛る中で身体を重ねたり、大滝秀治が飛行機の操縦方法を教えてくれたりと笑いどころが満載でいつの間にか引き込まれる。こんな奴は100発撃ち込んだって正当防衛という台詞は溜飲が下がる思いで見た。これは大怪奇作だ。