AONI

君よ憤怒の河を渉れのAONIのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
2.0
どこに行ってもすぐに面が割れる健さん。そりゃそーだ、だって健さんだもん! 「そんな馬かな!」な新宿脱出シーンは必見。

ダーヤラァーッ ダヤララッダラララァー♪

本篇が始まると同時に流れる、このムーディーな主題歌がたまんない。 んでもってサスペンスシーンに流れる、NHK教育の子供向け番組のような妙に明るい音楽が、このカルト作品に拍車をかける。

突然、2人の男女から身に覚えのない強盗&強姦の罪で訴えられる健さん。「罠だ!これは完璧な罠だ!」って、この罠そんなに完璧か!?

あまりにも怪しい被害者の男女(すぐに行方をくらます)、突如一転して健さんを熱烈支援する大滝秀治パパ、僅か数分の講義でセスナ機を操縦できるようになる健さん、新宿西口に突如現れる馬の群れ・・・。 「ウパー!」な展開てんこもり。

極め付きはラストの“正当防衛”。健さん&原田芳雄が二人揃って無抵抗の黒幕・西村晃をメッタ撃ち。一人で射殺の責任を負おうとする芳雄に健さんが一言。  「証人じゃない、共犯だ!」  一気に友情が深まる健さん&芳雄。 法の番人2人によるこの“私刑行為”は、何故だか罪に問われない・・・。

ダーヤラァーッ ダヤララッダラララァー♪
AONI

AONI