うに

湖のランスロのうにのレビュー・感想・評価

湖のランスロ(1974年製作の映画)
-
様々な知識が欠落した状態の鑑賞だったため色々とモヤモヤが…いろんな話があるだろうけど、どこからどこまでを依拠してるかは分からなかった。

聖杯探求から帰還する所から物語が始まったので、アーサー王伝説的にはだいぶ終盤の方なのでは…
「湖の」とあったのでランスロの生誕から死までという感じで勝手に期待してしまっていたのでちょっとがっかり。

良かった点!
現代映画の技術で製作したら綺麗すぎて創作感が溢れてしまうけれど、この作品は妙にリアル。何というか時代劇みたいというか、本当に歴史として当時こうでした感が良かった。(元々が創作か史実とするかは置いておいて)
特に甲冑がガチャガチャガチャガチャ鳴ってるの、他の作品なら甲冑音ほぼ無くらいに感じる。ランスロ達の甲冑、ちょっとぶつかっただけでもすぐ鳴る。着る時にも当然鳴る。馬乗る時もなる。歩いてても手動かしただけでも鳴るので、不意打ちに向かなすぎると思うよモードレッド。

あと槍試合の槍の造形と木彫の感じがグッときた。ただの長細い槍ではなくて円錐形?の槍にしているところが良かった。


ラストは急すぎて置いてかれる。あのアーサー王、絶対アヴァロン辿り着けてないでしょ………
うに

うに