このレビューはネタバレを含みます
デスゲーム ジェシカの逆襲
〜バカに近づいてはいけない〜
発情アニマル(悪魔のえじき)に代表されるレイプリベンジ系の映画ですが、とにかく登場人物の頭が悪いのと、行動がぬるくて何をしたいのかがわからないのとで、まったくハラハラしません。
一応、中盤とラストで頑張ってて見どころはあるのでこの点数ですが、けっこうイライラします。
ジェシカは美人でサービス精神旺盛なので、そういうのが好きなら見ても損はなしです。若干サラ・コナー似なのが気になりましたが(笑)
⚠️以下ネタバレです⚠️
🎬なんで戦ってるねん
クズ男3人は一体何がしたかったんでしょうか。レイプするほど欲望が暴走しているわけでも無し。殺したり拷問したりするほど憎んでいるわけでも無し。
完全に遊び感覚でクズムーブを連発します。でもその程度の感情だったらリスクのことを考えて我慢できるのでは?行動がちぐはぐすぎます。
ジェシカも逃げたいのか蹴散らしたいのかハッキリしません。せっかく解放されたのに、挑発的な服装でウロウロしたり、わざわざちょっかい出しに行ったりします。バカなん?
その割には助けを求めたり捕まえたりトドメを刺したりはしません。燃やすなら燃やせ!落とすなら落とせ!埋めるなら埋めろ!チャンスはいくらでもあったぞ!
その辺の殺意がはっきりしてくるラストだけは楽しかったですね。哀れなクズどもに死の制裁を!
自分からジャンプして腹を刺しにいった自殺マンには笑わされました🤣
🎬デスプルーフ?
中盤でスッポンポンにひんむいたジェシカをボンネットに縛りつけて、そのまんま荒野を爆走します。本作のハイライトですね。
その後彼女をどうにかするわけでもなく、すんかり解放するので意味不明なんですが、やってることは突き抜けてバカで面白かったです。
これ、デスプルーフに出てきたカースタントと関係あるのかな?
🎬バカには近づくな!
窓をフルオープンにして全裸で爆睡したり、挑発的な服装をしたり、見るからに素行の悪いクズ男たちに食ってかかったりしたジェシカ。彼女にも責任があるのでしょうか。
いじめはいじめた奴が100%悪いです。いじめられる側にも責任があるなんて思いません。
痴漢は痴漢する奴が100%悪いです。スキのある露出度の高い服装をする方も悪いなんて思いません。(まあそういう人は襲われにくいらしいですけど)
しかしだからといって、周りのことを気にせず自由に振る舞っていいとも思えません。だって相手はバカですからね。「自分は悪くない、自由に振る舞う権利がある、クズは向こうだ」と言っても、バカはそれが理解できません。損するのは自分です。
ライオンの檻に入ったら食われるのが当たり前です。入る奴も愚かなんです。
いじめをするような奴の前で変な行動をとるのは、いじめてくれと言っているようなもの。モラルのないクズの前で挑発的な格好をするのは襲ってくれと言っているようなものです。責任のある無しではなく、自衛のためにやめた方がいいことってあると思います。
バカは動物だと思って近づかないのが一番ですね。変に制裁しようとか理解してもらおうとか思っては負けです。路上のうんこには近づかずに避けるのが正解ってことです。
本作で悪いのは100%クズ男たちです。しかし、あんなヤバそうな奴らにクラクションを鳴らしたり食ってかかったりしたジェシカは愚かとしか言いようがないですね。