一人旅

クラス・アクトの一人旅のレビュー・感想・評価

クラス・アクト(1992年製作の映画)
3.0
ランドール・ミラー監督作。

1980年代後半から90年代前半にかけて人気を集めたアメリカのヒップホップデュオ「Kid 'n Play」のクリストファー・リード&クリストファー・マーティンがW主演を務めた学園コメディです。

全米トップクラスの秀才であるダンカンと札付きのワルである問題児:ブレードが、転校の際に互いの経歴書が入れ違ってしまったことから巻き起こる騒動を描いたコメディ映画で、書類のミスから別館の落ちこぼれクラスに入れられたダンカンと秀才だらけの特進クラスに入ったブレードが本来の自分とは真逆の立場で学園生活を送る羽目になる様子を描いた“入れ替わりコメディ”の痛快作となっています。

秀才でありながら不良だらけの教室に溶け込んでいくダンカンと、頭空っぽなのに秀才だらけの環境で上手いこと立ち回っていくブレードの対照的な少年二人が巻き起こす一連の騒動を、学校にも幅を利かせる地元ギャングとの争いや同級生女子との間で育むそれぞれの恋のゆくえを交えて始終ハイテンションに活写した痛快学園コメディで、主演のクリストファー・リードとクリストファー・マーティンがコメディ演技に徹していますが、本業である後半のラップシーンでは息の合ったテクニックを魅せています。
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