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トンチキ・バナナ航空のjonajonaのレビュー・感想・評価

トンチキ・バナナ航空(1980年製作の映画)
4.5
記録用
バナナマンコント『one half rhapsody』
ビッチングとラストの本タイトルコントが秀逸。凄い勢いでバナナマン観てるわ

(本映画は鑑賞してません。記録用に名前借りてます、すいません。トンチキバナナ航空…異様に評価低いな…)

○the bicthing
ー1番すき。独身男(設楽)との待ち合わせ場所に赤ちゃん連れて家出した友人(日村)がやってくる。友人は妻がいかに横暴か文句を垂れ流す。夫婦の夫側の主張ってあんまり聞かないからなるほどなーって思う箇所も。専業主婦は1200万相当の労働、って話は初めて聞いたけどたしかにそれが火種で揉める家庭は多そう…笑、はじまり方と終わり方すき。

○大村ナツオ
ー演歌歌手大村ナツオが弟子を叱りつけるが言葉遣いがめちゃまちがってて、謎の男が現れそれを指摘する。日村さんの歌唱力がマジで高い。

○cocky toda
ー上司(日村)が部下(設楽)と後輩のトダという生意気な男について話す。あいつ俺のこと舐めてるのかな?というところからどんどん脱線してメチャクチャになるの面白い。日村さんが自分から蹴られたり物投げられたりしにいってるようにしか見えない…笑、やられやすい先輩感。

○つまみ食いピアノ
ー自由なスタイルを追求して、ピアニストはピアノ演奏の時に審判の目を盗んでつまみ食いするスタイルにたどり着く。いや、ピアノ演奏に審判ってなに?笑

○one half rhapsody
ー成功者になった設楽と、田舎で働く日村、高校時代の旧友が設楽の高級マンションで再会して過去を振り返る。思ってた関係性がどんどん更新されて変わってく感じが楽しい。なんとなくアフタースクールを彷彿とさせるいい話。好きだった。日村さん演じる嘘吐きの同級生『バレタ』というキャラが秀逸。

○間幕劇(ネタバレあり)
ー『ホテルフェデラー』がすごく面白いし深くて楽しかった。ルール厳守の一流ホテルにお金のない可哀想な客が来て、お客様と心で向き合う熱いプライドを持ったホテルマンは彼にお金を貸してあげるのだけど…実はお客さんが本社からの監査官で、ルールとプライドの間で揺れ動きボロボロになる日村さんが笑える。
仕事である前に人と人、という至極真っ当なプライドがルールの力の前にあっという間に組み伏せられる様が悲しくもある。案外プライドって何かしらのルールありきに作られてるもので、ルールが変わればあっさりと変質するものなのかもしれない。
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