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ジェイドのRのレビュー・感想・評価

ジェイド(1995年製作の映画)
3.7
思春期に何度か見たエロティックサスペンスが、フリードキン監督作品と知り、再び。冒頭、ある富豪のジジイが全裸で壁に磔になってばっさり殺されてるのが発見される。大変キモおもろい死に様である。凶器の斧には、刑事コレリの友人ギャビンの妻、トリーナの指紋がたくさんついていた。コレリは実は密かにトリーナに恋をしているのです…。そして、殺されたジジイの別荘で州知事が若い女とセックスしてる写真のフィルムが、殺害現場で回収される。有力な友人たちに、別荘で売春婦との隠れsexを提供して、それを密かに映像に残していたらしいのだ。ジジイ…。しかも陰毛コレクションとか…。ジジイ…。そんな売春婦たちのなかに、ジェイドと呼ばれる望むことなら何でもかんでもやらしてくれる女がいて、そいつがどうやら殺人事件の鍵となるらしいことが分かり、正体を突き止めようとするというのがメインの流れ。ジェイドが何者かってのは、どれほど勘が悪い観客でも、あぁたぶんコイツやなってすぐわかるんやけど、ま、いいや。 で、警察に情報を与えたまた別の売春婦が、謎の車にドーン!ドドドン! と轢き殺されるシーンがあるんやけど、この御臨終がたいへんリアルで痛そうで、何度も早戻しして見てしまう。で、その後のカーチェイスの長さね!上映時間中、1番長いシーンがこのカーチェイス (知らんけど)! こんなに要る⁈ってバランス笑 全編に散りばめられた中華なシーンやミステリアスなシーンがなかなか派手で面白くはあるんやけど、肝心のエロシーンは案外うす味。ストッキングをマスクにドギースタイルの猛ピストンはちょっと笑けた。鼻が豚。てか、最後のオチはどうなんでしょうね。一瞬おお!ってなるんやけど、よく考えると??? まぁいいや、ストーリーは。雰囲気の方が大事な映画でしょうから。とはいえ、個人的に、キャストが地味すぎるのが、玉に瑕。玉に瑕か。ある意味、すべてが玉に瑕。ふふふふふふ。全体的には音楽もブオーンブオーンが良かったし、映像もカッコいいし、なかなか好きです。が、もう一回見ようとは、思いませぬ…かも…いや、どうでしょう。んー。ま、いいや。
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