このレビューはネタバレを含みます
号外/
あえて【確信】!には触れず
複数のエピソードをただ積み重ね
その「有機的連結」を亡くすことで
『映画的感動』を拒否し!
自身の小説世界の再現性に忠実な『映画化』を達成させた・・
一時期読みまくったブレット・イーストン・エリスの熱狂的ファンとしては、こう言うバイアスをかけた良い観方を【無理矢理】するしかないだろう・・
いや、そうだ、
特に興味深いのが
映画プロデューサーの息子の友人が【奥さん好き】で
友人の母親そしてロックミュージシャンの別れた嫁を【寝取る】
それでどういうわけか
友人の母親
別れた嫁
が
お互いの旦那(映画プロデューサー)元旦那(ロックミュージシャン)
を
激しく叱責する!!
しかも
可哀そうななくらい(爆)
【自分の若い燕好きなSEX淫乱ブリを『夫』と云う社会的立場を目の前に出される事によって自分の不貞ブリがより顕在化される不都合】
それによる逆ギレ!!(笑)
その【裏】狂言回しのエピソードを始め、ハワイ旅行中の父子の父親の裏切りなどが
なんの紐付けもなく
「語られていく」・・・
本当エリスの小説の『映画化』
なにか「これだ!」とか「わかった!」と言う合点を求めようとすると「わからない・・」「モヤモヤ!」のせいでB級作品されてしまうだろうね
もち、こんなのテレビ作品でもいいレベルではあるけど
こう言う「なんとなく・・」みたいな作品が流行った80sムードな雰囲気は「その空気」を今観たら
やっぱりなんか・・ダサい(笑)
だけどそれも『必要悪』だった時代!なんだよね
それにしてもキム・ベイシンガーの老け方が【時代の虚い】を感じた、、な。。
なに??いきなりのヌーヴェルバーグばりのエンディング!?
「ハエ」による【腐敗した奴ら】!って言うメタ??