はる

アルターフ -復讐の名のもとに-のはるのレビュー・感想・評価

3.8
カシミール紛争に絡めた内容になっていて、紛争孤児となったアルターフの根深い憎しみが描かれていました。
時代背景はよく調べていないけど、ガンジーの思想は浸透していないのかしら?と胸が苦しくなります。(最近はガンディーって呼ぶんだっけ?)
パターン人という初めて聞くワードもありました。スンニ派のイスラム教徒らしいです。

『バジュランギおじさんと小さな迷子』を見た時にカシミール紛争の事をちょっと勉強したんだけど、日本人の私にはこれらの本質はわからないのかもしれない。

それにしても、こんな深刻なストーリーでも突然始まるダンスシーンは満面の笑みなんだから、インド映画はまだまだ謎が深いです。
重要な立ち位置の女性が亡くなるのも欧米の作品にはあまり見られないから想像を超えてくる。

結局、リティク・ローシャンの若かりし姿を愛でる見方しか出来ませんでした。
この1週間、手を尽くしてリティクの出演作を探して見てきたけど、現時点ではこれが最後。
公開中の『バンバン!』が1番カッコいい事が分かりました。

ちなみに、ゲオ宅配では「リティク・ローシャン」で検索してもヒットしません。「リティック・ローシャン」で探してくださいね。小さい「ッ」が要りますよ。
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