『ポゼッション』で有名なポーランドのズラウスキ監督🇵🇱
どうしてか教えて欲しいくらいに画面がすごい
ペドロコスタ監督のような、陰影際立つツヤの映像がかっこいいです
その荘厳な画面を相殺するほどのぐるぐるカメラの躍動感
出演者はもれなく狂人の退廃的な画といい舞台的な演出といい、ディストピアの表現が衝撃です
ヨーロッパぐちゃぐちゃ時期、フランス革命の頃ですね、ポーランドは悲惨な状態
それというのもこの時、オーストリア、プロイセン、ロシアに3分割されて国が消滅する歴史をもちます。(1772-1795)
その時のプロイセン軍による侵攻を描いていて、内容としては精神病院に入れられた貴族男が悪魔に誘われてどうにかこうにかドンパチの中から逃れるが、そっからが地獄だった、、、、と、これでもかと悪夢をみせてきます
斬新、で片付けられないポーランドの歴史が重くのし掛かる映画でした
