あしからず

緋色の街/スカーレット・ストリートのあしからずのレビュー・感想・評価

4.2
多くの作品で裁く/裁かれるに重点をおくラングが描いた”裁かれない“の恐怖がすごい。本物に近い絶望感を味わった。欲望と執着のチキンレースと挿入の代わりのアイスピック。
ファムファタールにしては中途半端なジョーン・ベネットが煙草や靴などやたら投げ捨てる仕草がそれらしくて好き。三者三様に利己的だけど、なにより他人の絵にサインする事のおぞましさに泣いた。それだけは
あしからず

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