ポケ文太郎

緋色の街/スカーレット・ストリートのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

4.0
1945年 アメリカ🇺🇸

フリッツ・ラング監督によるフランス映画『牝犬』のリメイク作品
ストーリーは殆ど同じながらも、こちらはフィルム・ノワール色たっぷりで笑いはなし!

真面目一筋人生を送っていたオッサンが偶然であった若い女性に勘違いしてハマって振り回されてそして…
オッサンの悲壮感がハンパない作品になっています

主演のエドワード・G・ロビンソンの表情がいい!悪いことだとは分かっていても若い女性にハマっていく、そして勝手に思い込んでいく…巷によく居るオッサン感が見事!

そしてそんな彼を振り回すファム・ファタルがジョーン・ベネット♡
強気の美女なのに暴力的なヒモ男がいるという、この辺の人間関係のメリハリも良いですね

ストーリーは『牝犬』のまんま
ラストも同じなのですが、その雰囲気と伝えるメッセージは全く別物です
(ちょっとくどいけど)グッとくるエンディングになっています
ポケ文太郎

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