原作『9本指の死体』は未読。
ロス内で起こる薬指を切断されたシスターの連続殺人事件を美人刑事のディナとベテラン刑事でディナの父のマイクが事件を追うサイコサスペンスもの。
チャールズ・ブロンソン演じるマイクが髪も渋めでいい感じの白髪といった感じでベテラン刑事が良い。
だけどベテラン刑事だからこそ感じる影の跡。家族に話せていない秘密を抱えているのもどこか魅力的に感じたのかもしれない。
一方で映像に関してはそこまで魅力を感じなかった。
良くも悪くも普通の90年代の映画といった感じで無難な作りだった。
シナリオは殺人事件を軸として、捜査などの場面を主としているが、一方でマイクとディナが親子関係のこともあって家族の話が描かれていたりもする。
まあ音楽とかの感触からしてもミステリではあるが刑事ドラマって感じ。