徐克の初期作
当時のコメディカンフーブームに乗った一本ではあるものの、それだけでは終わらない凄い一本になっていた
まず捜査に来た徐行少強が食人村から脱出するというストーリーからして新鮮
当時のカンフー映画は親の仇や清朝と戦ってばっかりだったので、こんだけストーリーだけで観る側を惹きつけるものは中々ないと思う
出てくるキャラクターは笑える強烈なキャラクターばっかりなだけに村人の異常さが際立つのも良い
徐少強はカッコ良かったけど、一番印象に残ったのは高雄
一番悪い奴なんだけども寂しがりだったりと人間性が見え隠れしているのが面白い
カンフーもちゃんとしっかりしていて、それに加えて徐克の独創的なアイデア(ローラースケートとか)も加わっているのでとてもバラエティに富んだ楽しいものになっていた
とっつきにくさはあるかも知れないけど思いがけない拾い物だった一本
ラストのオチも素晴らしい!オススメしにくいけどオススメ!