水蛇

素顔の私を見つめて…の水蛇のレビュー・感想・評価

素顔の私を見つめて…(2004年製作の映画)
4.2
リアルとファンタジーのギリギリを攻めてて情緒が乱れた。でも好き。ヴィヴィアンが神々しすぎる。

2世3世としてのアメリカのアジア系クィア女性という立場と板挟みをあるあるネタまで昇華しながら、ホモフォビアや儒教やパターナリズムの根深さに触れるとちょっと魔法がかかって絶妙にファンタジー。でもだからといって完全にご都合主義じゃなくて「ありえないとはいわせない」ラインだから希望をもって幸せなきもちでいられる。しなやかな不屈って感じ。
水蛇

水蛇